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我が家のカメ達の話題に、チラ裏を多分に織り交ぜてお送りします
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フィッシュマガジンを10数年ぶりに新刊で買ってしまった。巻頭特集のポリプテルスの写真が結構充実していて、思わず食指が。立派なオルナティの写真は感動モノ。リチャード・ゴリス氏のインタビューは必読でしょう。

本当に久しぶりに新刊のFM買ったなぁ。数年来、立ち読みで十分と思ってたが、最近は誌面全体が割と充実しているように思える。編集部の努力が感じられる。
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発売されたばかりの『放浪息子』14巻を購入。今、一番お気に入りの漫画。



個人的な話だが、割と長い間(約20年間)、漫画に興味がなかった。昔は違った。私が子供の頃はいわゆる”ジャンプ黄金世代”で、周囲の誰かしらが購読していて、借りて熱心に読んでいたし、我が家の本棚にも色んな漫画があった。姉の読むレディースコミックに触れる機会もあったし、幅広いジャンルに触れていた。小学生の頃は、テレビアニメを見ない日はほぼなかった。漫画やアニメが人一倍好きな子供と言って差し支えなかったと思う。

中学に入った頃から、そういったものへの興味を失い始めた。丁度、カメや魚の飼育に熱を上げ始めた時期と重なる。それと引き換えかどうかは自分でも解らないが、二次元への興味が物凄い勢いで薄れて行った。二次元から一旦離れてみると、それまでの自分が急に恥ずかしく思えるようになった。人一倍好きだったはずが、人一倍苦手になってしまった。

以来、漫画を殆ど読まなくなった。そこから30代に突入するまでのおよそ20年間で、自前で買った漫画作品は数タイトルしかない。それらのいずれも、暇な時間を埋める為に何となく買ったようにしか思えなかった(実際、殆ど読み返していない)。時は流れて、オタク文化が持て囃される時代になっても、自分の心は蚊帳の外だった。巷に溢れ返る漫画やアニメに、心底面白いと思える作品を1つも見つけられない。ジブリ作品やエヴァにもまるで興味が沸かない。己の感性の貧しさにコンプレックスさえ感じていた。

氷が溶け始めたのは一昨年辺り。何の気なしに手に取った『げんしけん』だった。最初はパラパラとめくって軽く目を通すだけだったのに、気付けば何十回と読み返すようになっていた。生まれて初めて、漫画を心底面白いと思った。一時の自分なら毛嫌いしそうな題材だが、変なツボにハマッてしまったようだ。題材は物事の本質に関係ないのだと気付かされた。

一旦氷にヒビが入ったら、一気に世界が広がった。限度はあるが、受け容れられる面積は大幅に増えた。一時は毛嫌いしていた二次元の世界にも、だいぶ寛容になったと思う。好みの幅は狭いが、狭いなりにお気に入りの作品を幾つか見つける事が出来た。毎週、毎月、幾つかの連載作品を立ち読みで追いかける程度にはなった。10~20代まで、心の隙間を埋めるモノを探して、半ば無理やり本屋に足を運んでいた頃とはえらい違いだ。30過ぎて、こんな自分が現れるとは想像だにしなかった。34年間生きて来て、今が一番熱心に漫画を読んでいる。

『放浪息子』を知ったのは昨秋。連載開始から10年経つそうだが、こんな見事な作品を10年間も知らないまま生きてしまえるほど、世の中には情報やモノが溢れ返っている。死ぬ前にこの作品を知る事が出来て本当に良かった。万人受けしにくい題材だが、震えるほど面白い。私の貧相な語彙でこの名作をどう形容したら良いか判らないが、とりあえずこの作品の完結を見届けるまでは死にたくないと思っている。
寒い日が続きますね。ここ数年で一番寒い冬だと思う。



それでも、ちょっと晴れるとモゾモゾ動き出すのがキボシ。この時期でもメスに乗っかるとかマジ鬼畜。
時期的にブログに書くネタも少ないので、ちょっと昔話。本棚から昔の観賞魚雑誌を引っ張り出して、カメマニア的に面白そうな写真を抜粋してみた。日本経済のバブル期、及びその余波がまだ残っていた、様々な生体の輸入が活発だった時期の新着記事が主。



フィッシュマガジン1993年4月号。当時は情報の少なさ故、種名の誤字脱字が多かった。オオアタマガメの黒化個体は、私は後にも先にもこの1匹しか知らない。流石にもう生き残ってないだろうな・・・。



左・・・フィッシュマガジン1989年10月号
右・・・フィッシュマガジン1989年12月号
丁度、発見されて間もないアジア産のカメが色々紹介された時期。マコードハコガメは、何故か一部で『マッコードリーハコガメ』と表記されていた。アンナンガメは『アンナンミズガメ』と表記される事もあった。しかし、情報が少なかったとはいえ、アンナンガメへのコメントは酷い。珍しさ以外に何もないかのような。

この頃の紹介の仕方が悪かった所為か、以降10数年に渡って、一部でアンナンガメを名指しで批判する傾向が見られたように思う。アンナンガメが悪いというよりは、『何の変哲もないカメだけど、こんなに高い!こんなに珍しい!』という面がやたらクローズアップされる歪んだ風潮に対する批判だったと思われるが、それにしてもアンナンガメだけが妙に槍玉に挙げられていた印象がある。そういった変な空気はここ数年で薄れたように思えるが、当時を知る人には『アンナンガメを有難がる=バブルの象徴』みたいなイメージが未だ残っているのでは。



当時、現在で言うヒガシキバラマルガメやニシキバラマルガメがポツリポツリと輸入され、『チェポマルガメ』として珍重されていた。色彩の美しさもあって、ノコヘリマルガメとの差別化が激しかった。ただ、情報が少なくて混乱を招き、この写真のようにちょっと頸に模様が入る程度の個体まで混同される事も。珍しいという触れ込みを盲目的に信じて、この個体に高い金を払った人もいると思われる。



フィッシュマガジン1994年1月号。珍しいだけでなく、採集個体である点もポイント。こんな個体はもう輸入されないと思う。でも国内の河川で見つかるかもしれないな。
某ショップで見かけた、フルアダルトの立派なアシポチヤマガメ(甲羅の質感から見てWC)。水量の多い、濾過の効いたアクアリウムでキープされていた。何となく眺めてたら、水中を漂う1匹の微生物(ミズミミズ?)を、つまみ食いするようにパクッと食べた。カメの体の大きさからすれば糸くず同然の獲物にもかかわらず、貪欲に捕食する姿に驚かされた。自然下ではああいう捕食をちょくちょく行なっているんだとしたら、人工飼育下のカメなど、却って餌不足もいいところだったりするんかな?必要な栄養素をちまちま採るか、採れる時にまとめて採るか、の違いでしかないのかもしれないが。

固定観念に囚われず、家のカメ達にも色々な餌をあげてみようと、改めて思いました。
クリーパー64号を読んだ。パステルアカミミの形質が遺伝するというのは興味深い。これを機に、いつか強健なパステルが普及して欲しい。何せ、今のパステルスライダーは育たないから・・・。うちの個体も御多聞に漏れず、伸び悩んでいる。♀なのに全然大きくならない。

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ちなみに今回のクリーパーに出てる、甲羅が真っ黄色のワイルドパステルの♀。何年か前に某ネットオークションに出てて、何を隠そう自分も入札した。『こりゃすげえ!絶対欲しい!』と思ったが、途中で出品者がキャンセルして、入手は叶わなかった。まあ、自分よりも現飼育者様の手に渡って正解だったと思う。
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自己紹介:
1978(昭和53)年生まれ。1.7m級の♂。爬虫類や魚が好きです。末端の一愛好家として色々と書いて行きたいです。
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