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我が家のカメ達の話題に、チラ裏を多分に織り交ぜてお送りします
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過去に飼ってたサルビンオオニオイ。



2008年2月に購入。甲長13cm。かなり色彩の淡い、綺麗な個体だった。飼育は容易で、何ら問題はないように思えたが、飼育期間は僅か1年ちょっとで終了。飼育開始当初は加温飼育し、次の冬は室内で無加温越冬に挑戦したのだが、春を待たずしてあっけなく死亡。『サルビンは無加温で行ける』という話を割と聞いていたので甘く考えていたが、少なくとも我が家では駄目だった。フルアダルトで、よほど栄養状態が良ければまた結果は違うかもしれないが、自分ではもう試す気になれない。サルビンは冷やすにしても10℃前後、期間も短めに留めておくのが無難かと思う。
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過去に飼ってたカロライナクーター。

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2003年撮影。記憶の上では、確か2002年に飼い始めた。テネシーと明らかに異なる、背甲が黒く濁って斑紋が目立たない、6cm程度に育った若い個体が、単に『リバークーター』として売られていた。買って育ててみたところ、カロライナらしさ溢れる個体になった。

チズガメやテラピンに多いが、こいつも甲羅がだいぶガサついて見苦しかった。それと直接関係あるかどうかは不明だが、冬眠明けの03年春先に餌を食べなくなった。愛好家の助言で、背甲全体にテラマイシンを塗りたくって数日間管理したところ(左の写真)、普通に餌を食べるようになった。その後は順調に見えたのだが・・・

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年明けの2004年4月30日。ふと気付いたら目が濁り、四肢に力が入らない状態に。慌てて他のカメとは別容器に隔離したが、その日の内に死亡。古い甲板も剥けて綺麗になり、これからどんどん成長して行くだろうと思っていた矢先だった。

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2004年2月撮影。イシガメやクサガメの感覚で、冬眠中は下手に上陸すると衰弱してしまうというイメージがあったので、私は上陸出来ないように木材を組んで、陸場を強制的に封鎖していた。ある日、ベランダを見たら、レンガとその上の木材(こいつの前肢がやっと届くくらいの高さ)を乗り越え、衣装ケースの上にまで乗り上げて日光浴しているこいつの姿が!今にして思えば、こいつはそこまでして日光浴したかった訳で、この時点で自分のやり方を見つめ直すべきだった。アメリカヌマガメの類は、冬場でも多少の日光浴を必要とする傾向がある。真冬に潜る場所もなしに上陸しっ放しは流石に不味いが、様子を見ながら、彼らの自主性に任せておく方が失敗は少ないと思う。

改めて振り返ると、冬場の管理方法とか、配合飼料以外に植物質をろくに与えていなかった事とか、失敗に繋がった(のかもしれない)要素が色々と思い浮かぶ。それまで育てて来たアカミミガメやキバラガメと同じようには行かなかった。良く売られていて、頑健とされる種であっても、最低限必要なポイントを抑えなければ、ほんの数年の飼育さえままならない。その”最低限”を自分が多少なりとも理解出来たかどうか、新規購入したクーター達を育てる中で実証して行かなきゃならない。
2010年も終わりが近付く中、皆様は如何お過ごしでしょうか。体感的に昨年末との変化を感じない、悲しい三十路男チョビです。今日は、私が昔飼ってたマダラマルガメの話でもどうぞ(前フリと何の関係もない・・・)。

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数年前に入手したマダラマルガメ。昔は<Cyclemys tcheponensis>の学名を当てられ、『チェポマルガメ』と呼ばれていた。現在でも解りにくい面があるマルガメの仲間。ましてや一昔前は、複数のタイプが一緒くたにこの名前で呼ばれていた感がある。極端な話、頸部に模様があって派手ならチェポで、地味ならノコヘリマルガメ、みたいな感じだった(ここで言う”ノコヘリマルガメ”は、広義の<C.dentata>)。チェポとして売られていても、実物を見たら少し模様が目立つだけのノコヘリマルガメだった、なんてケースも多々あった。”チェポマルガメ”と総称されていたマルガメの中でも、現在マダラマルガメとされるこのタイプは、際立つ色彩で他種と判別し易かった。その後、このタイプには<C.atripons>の学名が当てられるようになり、『マダラマルガメ』の和名が何時の間にか定着した。現在では更に細分化されるらしいけど、良く解らない面もあるので、とりあえずそれはさておき。

昔から輸入量に波がある種で、数年に渡って全く輸入されない時期もあった。2010年は久々にまとまった数が輸入され、店頭でちらほら名前を見かけた。ベビーを採れた店もあるみたい。価格にも波があり、2000年代後半に自分が実際に見ただけでも、アダルトペアが15万のケースもあれば、1匹3万足らずのケースもあった。ちなみに、自分はかなり高い時に買ってしまった(欲しい時が高い時だった)。ただ、本種は最初に紹介された頃に超珍種として扱われていたので、時代背景(丁度バブル後期の頃)も考えると、とんでもない高額で買った人も、過去にはいたと思われる。あの頃は、最近の感覚では有り得ないような価値観が色々とまかり通ってたから。

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左オス、右メス。日本国内で販売されるマルガメ全般に言えるけど、恐ろしくオスが少ない。オスはメスより尾が多少太いものの、外見上の雌雄差はかなり小さく、単体だとかなり判別し辛いと思う。個人的には、このペアを買うまで多数の”ノコヘリマルガメ”を見て来て、どれもメスとしか思えなかった。普通に考えれば、あれだけの数を見ればオスも混じってたはず。自分の見る目がないのか?と悩んだけど、何て事はない。今にして思えば、本当にメスしかいなかったのだ。雌雄確定のこのペアを見るまで、マルガメの性別を見分ける自信は全く持てなかった。そんな風に混乱してしまうくらい、マルガメのオスは少ない。輸入される動物の性比は、産地の変化等を境にガラッと変わる事もあるので、あくまで近年の傾向として、だけど。

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昔の画像を見てると、また飼いたくなってしまう。本種は、マルガメ属の中ではズバ抜けて美しい。この色彩は筆舌に尽くし難い。飼育に関しては、基本的には丈夫。マルガメ全般に言えるけど、新しい水だと今一つ調子が上がらない印象。落ち着いた水で、少数飼育がいい。注意点としては、マルガメの仲間は手で持ち上げると糞尿を撒き散らす(尿だけの場合もある)。意外と話題に上らないけど、自分もこれまで何度やられた事か・・・。特にお腹側を見る時には注意されたい。人慣れしたアダルト個体を除けば、普通にやるものだと思ってた方がいい。

無理して購入したペアだったけど、室内で無加温越冬に挑戦したところ、あえなく撃沈。かなりあっけなかった。春が来るまで、とても持ち堪えられそうになかった。マルガメの仲間はかなり耐寒性がある、というイメージが一部に存在するようだけど、少なくとも本種に関しては、冬場の加温は必須。凍らない室内ですらこれなのに、屋外なんてとても(沖縄なら話は別だけど)。

広義の”ノコヘリマルガメ”には都内での屋外越冬例があるそうだけど、そういうのは本当に例外中の例外。メス成体の、特別丈夫な個体のみ、かろうじて乗り切れるケースがある、というだけの話だと思う。恥ずかしながら自分自身、過去に”ノコヘリマルガメ”の室内無加温越冬を多数試みて、相当な割合で失敗している。稀な例に基づいた情報に踊らされ、盲目的に失敗を重ねてしまった。一時的な水温低下にはかなり強いものの、ひとまずは10℃以上に保つのが無難。

2005年夏、無茶して買ったアダルトトウブ。

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これはオス。実はペアで買ったのだが、メスは到着して間もなく死んでしまった。

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凍ったメス。気持ちの整理が付かず、死体をしばらく冷凍庫に入れておいた。かなり綺麗な個体だったと思う。

オークションで落札して、発送して貰ったのだが、到着した時点でメスの様子がおかしかった。ピクリとも動かない。死んでる?と思うほど動かない。いじくってもまるで反応なし。でも、かろうじて生きてはいるようだった。外傷はなく、目もパッチリ開いてるのに・・・。

速攻でレプタイルクリニックへ連れて行った。暑さにやられて何らかのショック症状ではないか?と言われた。恐らく死ぬだろうと言われたけど、万が一の可能性に賭けて病院に預けた。しかし、翌日にはもう『駄目でした』と連絡が・・・。死体を引き取りに行った。助けられなかったからと、診察代を受け取らないK先生に感服した。

この時の体験があって、未だに夏場の発送は怖い。この一件以来、よほど距離的に遠くない限り、出品者に会って直接引き取りを心掛けている。

オスはひとまず元気だったが、翌夏、前触れもなくポックリ逝ってしまった。ミツユビの件もあって、WCの怖さを立続けに痛感した。どんな動物でも、WCを飼い込んで繁殖させる人は本当に凄いと思う。

過去に1度だけ、ミツユビハコガメを飼った事がある。

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2004年2月に購入。見ての通りの超ド派手個体。値段もかなりのものだったけど、こいつなら・・・と素直に思えた。ミツユビは何だか飽きてしまいそうで、飼育には及び腰だったけど、この個体だけは別だった。

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極美と言って差し支えないだろう。探して見つかる個体じゃないと思う。

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当時住んでいた寮のベランダで放し飼いにしていた。飼育開始当初は食べなかった配合もやがて食べるようになり、元気そのもの。冬眠もこなし、順風満帆に思えた矢先に事件が起きた。

2005年7月。ベランダに出てミツユビを見ると、何やら動きがおかしい。最初は何が何だか判らなかったが、手に持ってみて愕然とした。両前肢が全く動かず、引っ張ってもまるで抵抗がない。動きが変だったのは、後肢だけで動いていたからだった。前日まで普通に四肢で歩いてたのに、何故!?

程なく、レプタイルクリニックに連れて行った。先生曰く、原因ははっきりしないが、神経に何らかの異常をきたし、前肢が不能になったのでは?と診断された。その日、病院にミツユビを預けて帰宅。数日後に引き取りに行くと、前肢はしっかり動くようになっていた。頸の横からステロイドを注射して良くなったという。K先生すげぇ!と思った。餌が動物質に偏らないように気を付けつつ、しばらく投薬するよう言われた。言われた通り、粉薬を餌に混ぜて数日間投与。幸い、再発はしなかった。原因は未だに不明だが、成長期を過ぎた個体が動物性蛋白過多になると、神経に異常をきたすケースがあるらしい。たまにオオバコ等を与えてはいたが、この一件以来、意識して植物質を与えるように心掛けた。

その年の秋は中途半端な気温が続き、今度は体調を崩してしまった。餌も食べないまま中途半端な気温に晒し続けたせいで、冬眠させられないほど衰弱。慌てて加温したけど、全く餌を食べない。お陰でまた病院に・・・。数日間入院させたところ、引き取りに行った時にはすっかり元気な姿になっていた。この先生は本当にすげぇと思った。その冬は加温飼育。しかし、ベランダ飼育に慣れていたところを狭いケースに移したからか、なかなか調子が上がらない。そもそもがWC個体という事もあって、餌にバラエティを持たせないと目に見えて食欲が落ちる。アメハコでもCBはあんなに飼い易いのに、WCだとこんなに厄介なのか・・・と思った。

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飼主が2005年に会社を辞めて実家に戻り、ベランダ飼育も終了。2006年は衣装ケースで飼育。狭いケースの中でどんどん生気を失って行った。餌を食べてはいるが、顔は細くなり、購入当初の血色の良さが失われていた。庭に放し飼いにでもすれば良かったのに、行動を起こせないまま1年が過ぎてしまった。トラブル続きで嫌気が差して、最期は熱が冷めたまま惰性で飼っている状態だった。

翌2007年、冬眠明けに死亡。そういえばここ数日間見てないなと思い、久々に様子を見たら死んでいた。酷い最期だ。飼主がちょっと不安定な時期だったとはいえ、幾ら何でも手を抜き過ぎた。神経障害も再発しなかったんだし、本来なら今でも元気にしているべき個体だ。

気持ちが切れると途端に駄目になってしまう自分にウンザリする。せめて今いるカメ達には同じ失敗を繰り返さないよう、頑張らなきゃいけない。


偉そうにこんなブログをやってるけど、自分の飼育人生は数え切れないほどのカメの屍の上に成り立っている。アメハコ1つ取っても、多数の個体を買い、死なせて来た。それらを糧にして今がある。

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確か2004年秋頃、オークションで落札した個体。ミツユビとして出品されてたけど、これはトウブだろうと思い、欲しくて堪らなくなった。当時、トウブはまだまだ高嶺の花で、ベビーを除けば小売価格は6桁が普通。この個体もどんどん価格が吊り上がった。数の少ないメスっぽかったのも、火に油を注いだ。最終的に自分が落札し、到着が待ち遠しかった。

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これらの画像だけ見たら『綺麗な個体じゃん』と思われそうだけど・・・

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背甲の後方はペッシャンコ。出品は真上・真下からの画像のみで、手元に届くまで判らなかった。アメハコといえば山なりの甲羅、と思ってた自分にはショックだった。高い金払ってこれか・・・と、かなり落胆した。また、出品画像では背甲がレモンっぽいクリーム色に見えたのに、実際はこれ。どう撮影したらあの色になるのか、未だに理解出来ない。オークションの怖さを痛感した。

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綺麗な個体ではあったが、熱は一気に冷めてしまった。2~3年飼った後に死亡。正直、最後の方は管理もかなり疎かになってた。飼育ノートを読み返したが、購入時期も死亡時期も記録してない。飼主としての責任を放棄してしまったのは言い訳のし様がないけど、最初から自分の目で見て納得して買っていれば・・・とつくづく思う。この1件以来、オークションでの購入に慎重になった。出品者にウザがられようとも、別画像を送って貰ったりもする。それで嫌われたら、それまで。綺麗事だけではやって行けない。

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プロフィール
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チョビ
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男性
自己紹介:
1978(昭和53)年生まれ。1.7m級の♂。爬虫類や魚が好きです。末端の一愛好家として色々と書いて行きたいです。
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