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我が家のカメ達の話題に、チラ裏を多分に織り交ぜてお送りします
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正直あまり触れたくない、チュウゴクセマルを久々に紹介。触れたくないのだが、自分なりに書ける事を書かねばと思う気持ちも、正直ある。有り得ないはずの流通が多くてうんざりしているので。



1997年、今はなき蓮田のビッグター〇ルにて購入。もう19年も経つか・・・。15歳未満は入店お断りという偏屈な店だったが、私はセーフで入店出来た。購入の意思を伝えると店主は急に上機嫌になり、バックヤードからお薦めだというセマルのペアを持って来てくれた(結局、店主のお薦めとは違うオスを私は選んだのだが)。当時の価格は覚えてないが、貧乏学生だった私の懐事情を鑑みて、恐らく2匹で3万円かそれ以下だったと思う。それ以上の価格なら早々に諦めていたはず。

このペアについては、複数の愛好家や獣医の方々から『これはチュウゴクでしょ』とのお墨付きを頂いている。偏屈な店主だったが、当時粗雑に扱われがちだった本種を、しっかり立ち上げてから販売していたのは素晴らしいと思う(当時、値段だけで選べば他でもっと安く買えた)。しかもそれが、ちゃんと中国から輸入されたものだったとは。



メス。飼主の飼い方が下手で、甲羅はだいぶ扁平になってしまったが、それでも産卵にまで至っている。



オス。メスに比べると、相対的に頭が大きい。喉元は強い朱色に染まる。

御存知の通り、外見でセマルハコガメを亜種判別するのは不可能とされている。外見で判別出来るなら『こういう外見の個体は買わないで!』と喚起する程度の事は出来るのだろうが、それすらないのだから、如何に判別が難しいかが伺える。

研究者が判別出来ないと言ってるのに、愛好家風情が何を言っても無駄だと、解ってはいる。それでも敢えて言うなら、2016年現在に至るまで同じ時代を生きて来たベテラン愛好家達の中で『チュウゴクセマルとはこういうもの』というイメージが(大雑把ではあっても)共有されているのも、1つの現実。そのイメージを見て見ぬふり、或いは無視してしまえば、この業界は今以上の無法地帯になってしまう。結局、末端の愛好家としては外見でしか判断出来ない。それなら、せめてヤエヤマとは外見が異なる(と思える)セマルを選んで飼うのが、愛好家が取るべき手立てだと思う。

中国本土からハコガメ類の持ち出しが不可能になって久しい。チュウゴクセマルを見た事がない、どういう外見か体感し辛い世代も、徐々に増えて来ていると思う。チュウゴクでないセマルばかり見せられていては尚更だろう。若い子にもなるべく多くのセマルを見て貰い、自分なりの判別基準を持って欲しい。この2匹もあくまで2サンプルでしかないが、少しでも参考になれば。
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1997年から飼ってるチュウゴクセマル。これは一応チュウゴクだと思ってるけど、正直なところ、今も亜種判別には自信なし。

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生まれて初めて飼った半陸棲のカメで、当初はかなり試行錯誤した。ミズガメとは勝手が違う。湿度保持と清潔感を両立する事の難しさを実感した。結局、浅く水を張るシステマチックな管理に落ち着いた訳だけど。最初に上手く飼えなかった影響で、椎甲板の成長が止まってしまい、あまり大きく育ってない。ここ数年、メスは毎年産卵してるけど、出来ればもう少し大きさが欲しかった。でも、そういった経験がなかったら、後のトウブもろくに飼えてなかったと思う。

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オスは喉元がとても綺麗。こいつのやる気がある内に、大き目のメスを導入しようかと考えてる。幸い、最近になってちゃんとした中国産セマルが流通してるし。一時は全然流通しなかったから。

飼育に関しては・・・存在自体がもはや空気というか。ポイントさえ押さえれば相当に丈夫で、ぶっちゃけ面白味はない。見方を変えれば、ペットとしては優秀だと思う。ありふれた存在ではあるけど、飽きの来ないカメ。

セマルで印象に残ってる事故がある。確か99年か2000年頃、当時のこの2匹とサイズ的に変わらない、セミアダルトのメスを1匹、新しく購入した。新しい個体は既に店で数ヶ月ストックされていて、状態には全く問題なかった。うちに来てからも元気に餌を食べ、問題なしと判断。別の衣装ケースで加温飼育してた2匹のところに同居させた。ところが、その後覗いてみたら、新しい個体の変わり果てた姿が・・・。入れてから1時間も経ってない。急激な温度変化に晒した訳でもない。外傷は全くなく、まだ生きてるかのよう。でも死んでた。何らかのショック死だったのかなぁ・・・。
今までの飼育人生で一番不可解な事故。合掌。
少し前に紹介した、ガルフ疑惑のトウブ。分類はさておき、個人的に初めて飼ったアメハコで、色々と思い出深い。

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↑03年10月。確か阪神が18年ぶりにリーグ優勝した頃。当時は実家を離れて社員寮に住んでたんだけど、その近所に某観賞魚系量販店があり、ちょくちょく通ってた。ある日、国内CBという”トウブハコガメ”ベビーが数匹入荷。当時はトウブというとまだまだ入手難だったが、量販店だけあって相場よりかなり安かった。といっても個人的にこんな高いカメは買った事ないし、育成にコツが要る事もある程度知っていた。かなり迷ったけど、もう気持ちを抑え切れなかった。かくして、寮でひっそりとアメハコ人生スタート。最初は教科書通りミズゴケでスタートするも、殆ど潜らないので意味なしと判断し、浅く水を張る方法に変更。

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↑左上から右下へ順に、03年11月、12月、04年1月、2月、4月、5月。餌は配合飼料を中心に、エビ、コオロギ、ピンクマウスなどバランス良く与えたつもり。しかしながら今思うと、良く食べるからといって配合飼料に頼り過ぎた気がする。また、サプリメントの添加もしなかった。水中に卵殻やミネラルズブロックを沈めてたけど、本当に気休めでしかなかったと思う。何より、紫外線に全く当てなかったのが悔やまれる。光源は、紫外線効果を謳ってはいるものの、実際にはほぼ期待出来ない電球(商品名は伏せておきます)のみ。当時は歪ませずに育てる事で頭が一杯で、温度と湿度にばかり気持ちが行ってた。歪まずに育ちはしたものの、見た目よりも中身は軽い感じ。水道水の沈着が酷いので、途中から体全体が浸るくらいの水深に変更。結果的に今と同じ方法な訳だが、当時から既に『アメハコって陸棲なのにこれでいいんかな?』という疑問は抱いてた。

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↑04年7月。ベランダに出して飼育。そろそろ不自然な水深は止めようと思い、浅く水を張って管理。夏場だけあって、甲羅の表面はあっという間にカラッカラになる。これで歪んだら大変だと思い、1日1~2回は甲羅全体を濡らすようにした。だいぶ大きくなったが、一向にトウブらしさが現れず、少しずつ焦り始める。何時になったら模様が浮かんで来るのか、やきもきする日々が続いた。

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↑04年12月。初の冬眠を試みるも、途中で起きてしまい、加温飼育に切り替え。配合飼料を与えて、グングン成長。正直、短期間で伸ばし過ぎたように思う。当時は結果を求めて焦り過ぎてしまった。成長を抑えようとして椎甲板の伸びが止まりでもしたら不味いという思いがあり、とにかく早く育って欲しかった。結果的に平べったい形になってしまった一因だと思う。椎甲板に対して、肋甲板が伸び過ぎた印象。

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↑05年6月。黒斑は浮かんで来たものの、本当にトウブ?と言いたくなるような甲羅。ここから模様が出て来る事も当時はまだ知らなかった為、正直かなり落胆してた。しかし、この年の夏を境に劇的な変化を遂げる。

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↑夏頃から背甲にどんどん模様が浮かんで来て、大変身。これは本当に驚いた。これほどまでに変わるものかと。ただ、模様の出方がトウブとは違うような気も?しかし、当時はその辺もまだ良く解らず、トウブとはこういうものなんだと自分に言い聞かせるようにした。模様は綺麗になったものの、アメハコの魅力とも言える甲羅の厚みはなく、飼主は少しずつ熱が冷めてしまった。その後しばらく放置気味の日々が続く。

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↑08年12月。御覧の通り、ホルスの如くペッシャンコ。05年夏に実家に戻って以降、管理が面倒臭くて、室内にて衣装ケースで飼育。05年夏~09年夏まで、太陽光に全く当ててない上に、人工光源も全く使っていない。飼い主が色々と不安定だった事もあり、システマチックな(というより、もはや手抜き)管理に終始してしまった。最近になって少しずつ気持ちにゆとりが出来て、09年夏に久々に(申し訳程度に)太陽光に当てたりもしたが、ここまで甲が低くなってしまったのは、ここ数年来の管理が思いっ切り響いてる。今後はもう少し太陽光を活用しようと思う。数年分の損失を取り戻すのはもう無理だが、飼主の怠惰を少しでも償わないと・・・。

こうして改めて見ると、ガルフっぽいかな・・・。でも、当時の自分には判らなかった。これも勉強と思うしかない。ちなみに、こいつと同時に売られていたベビーの内2匹が、しばらく店で売れ残っていた。その間に6~7cm程度まで育っていたが、1匹は微妙なものの、もう1匹はトウブと言って差し支えなかった(後日、某爬虫類専門店に転売され、2匹共トウブとして売られているのをネット上で発見した)。その辺りも加味すると、トウブ×ガルフの亜種間交雑というのが無難な線だろうか。あまり積極的な繁殖は考えないようにして、ペットとして飼っていくつもりでいる。

過去の画像を見返して思うが、アメハコは紫外線抜きでも割と育つように思える。こいつに関して言えば、必要な紫外線にしっかり当たったのは04年夏と05年春~夏のみ。甲は低いものの、甲板そのものは殆ど歪まずに育ってるし、ある程度育った後は無光源で4年間も元気にしている。単に育てるだけなら、さほど光源にこだわる必要はないかもしれない。ただ、それだと納得の行く個体には育たないと思う。むしろ、そういう飼い方だとこんな風になりかねないという、反面教師にして頂ければと思う。自分自身、こいつの事で色々と試行錯誤して来たからこそ、今がある。
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皆様の意見をお聞きしたいのですが、これは何ハコガメでしょうか?自分はずっとトウブだと思っていたのですが、ガルフと言われればそのような気もします。椎甲板の成長が止まってしまったので直線サイズは伸びにくいのですが、それでも15cm以上あり、トウブにしてはやや大きい気もします。甲羅はホルスの如く扁平に育ってしまい、数字ほどの重量感は正直ありません。

個人的に初めて買ったアメハコで、03年秋にトウブとして購入しました。ベビーから試行錯誤しながら育てた、印象深い個体です。当時の自分なりに気合を入れていて、随分とこの個体を眺めました。眺め過ぎたが故に、客観的に見る事が出来なくなってしまいました。自分にはどうしても冷静な判断を下せません。

遠慮抜きに、客観的な意見をお聞かせ頂けたら幸いです。

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プロフィール
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自己紹介:
1978(昭和53)年生まれ。1.7m級の♂。爬虫類や魚が好きです。末端の一愛好家として色々と書いて行きたいです。
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