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我が家のカメ達の話題に、チラ裏を多分に織り交ぜてお送りします
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ビルマヤマガメを肺炎にさせてしまい、爬虫類を診てくれる病院で治療を受けました。少しでも参考になればと思うので、ここで紹介させて頂きます。

2月24日、ビルマヤマガメ(ヒガシキバラマルガメ、パステルアカミミが同居)のいる90cm水槽の水換えをしました。水中ヒーターが多少古くなり能力不足気味で、水温は設定している24℃まで上がり切っていない、恐らく20℃前後だった可能性が高いです。もうすぐ春だし、このまま乗り切れるだろうと甘く考えていた面も否めません。ビルマも普段の活発さこそないものの、餌も食べていました。

水槽は倉庫内の飼育部屋にあるので、冬場は家の中からじょうろでお湯を持って来ます。その時に、少し水温が高めの湯(40℃程度)を持って来て、飼育部屋に近い庭の水道水で割って水温を調整する事があります。家の中まで何十往復もするのが億劫で、ついそうしてしまいがちです。一時的とはいえ、カメに致命傷になるような熱湯にはならないよう注意していました。

古い水を抜き、ぬるま湯を注いだ直後から、ビルマヤマガメの様子がおかしくなりました。四肢で体を浮かせるように突っ張って、威嚇するかのような。普段は見せない行動です。水換えで少し興奮したか?とその時は軽く考えていました。

翌日、朝に水槽を見に行ったところ、ビルマが上陸したままぐったりしていました。目を閉じたままで、口から泡を吹いていました。これは只事ではないと一目で判る状態です。何らかの一時的なショック症状かもしれないと、少し様子を見る事にしましたが、翌日、翌々日になっても同様の状態。これは自分の手に負えないと判断し、動物病院に予約を入れました。なるべく早く行きたかったのですが、土曜は既に予約が埋まっており、結局日曜の夕方になりました。おかしくなってから丁度1週間くらいのタイミングでの診療となりました。

3月3日、動物病院に連れて行きました。この1週間、状態が良化する気配はなし。レントゲンを撮って貰うと、とんでもない事になっていました。



今回撮って貰ったビルマのレントゲン写真が手元にないので、代わりに書籍から拝借したリクガメのレントゲン写真で説明します。体内の黒い部分は肺で、白い部分は内臓です。通常、カメのレントゲン写真はこのような感じになります(灰と内臓の面積の比率はカメの種類によって異なると思います)。しかし、今回撮ったビルマの体内は黒い部分(肺)がほぼ見えず、真っ白に近い状態でした。消化器官内に尿が溜まり過ぎて膨張し、肺を圧迫していたのです。口から吹いていた泡は、排泄し切れず体内から逆流して来た尿でした。

内臓が肺を圧迫していて、肺の状態が判らない。当日治療してすぐ連れて帰れるような状況ではないので、翌週まで預ける事にしました。ひとまず、抗生物質の注射を毎日行なうとの事でした。

3月10日、再び病院へ。抗生物質が効いたか、状態はだいぶ良化していました。尿も排泄し、新たに撮ったレントゲン写真ではちゃんと肺が見え、肺炎が判明したそうです。治療の甲斐あって、先生が注射する際に噛み付いて来るほど元気になってくれました。

今回の件は、活動するには低い、休眠するには高い、いわゆる”中途半端な”温度に晒し続けた結果、肺炎を引き起こした。体内に尿が溜まっていたのは、カメの活性が低くなっていた事と、ビルマの飼育水がアオコの浄化に頼っていて、他の水槽に比べて水換えの頻度が少ない事。結果的に水換えが不十分で、カメが飲めない状態になっているのを見逃していたかもしれません。詰まるところは、飼主の怠惰です。情けない限りです。個体の丈夫さに甘え過ぎていました。

 

連れ帰って1週間、現在のビルマ。連れ帰った直後から以前のようにパワフルに動き回り、私を見ると餌をねだります。食いも問題なし。水中ヒーターは新調し、26℃に設定。当面はアオコにあまり頼らず、”新しい”水で飼育しながら様子を見ようと思います。

適切な治療を施して下さった先生、病院スタッフの方々、有難うございました。同じ失敗を繰り返さないよう、頑張ります。
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ビルマヤマガメ近況。2匹とも甲長7cmほど。熱心な飼育者なら更に成長は早いと思う。



まめに水換え出来るよう、普段はタッパで管理。下にパネル式ヒーター。バケツに水とブラックウォーターの素を入れて常に汲み置き、水換え時は新しい水に少し添加する。新しい水そのままでも普通に飼えるが、飼育開始当初は皮膚も甲羅も傷んでいたので少し気を使った。で、そのまま継続中。実験も兼ねて当面は色付きの水で育てる予定。



陸地を設けていない分、定期的に強制乾燥。



赤っぽいので通称『アカ』。私が思い描いていたビルマヤマガメのイメージそのままの色彩。



黒っぽいので通称『クロ』。すぐ脱糞するのが悪い癖で、手に持つ度にブリブリやってくれる。

クロの甲羅の傷みに抗生物質を使おうかしばらく悩んでいたが、結局使わぬまま自然治癒に任せている。腐った部分は少し歪になってしまったが、成長につれて目立たなくなるだろう。剥がれた部分の裏も固くなって来たようなので、しばらく様子見。
ビルマヤマガメは2匹購入した。もう1匹に比べて、こちらは背甲の地色が若干明るい感じ。もう1匹とは排泄口付近の雰囲気が微妙に異なっていて、恐らくオスとメスだろうという店主の見立てだった(流石に現時点ではどっちがどっちかは不明)。どちらか一方でもメスである事を願って、今回は2匹とも買ってしまった。

 

実はこの個体、購入から約2週間後、強制乾燥中にタッパを乗り越えて脱走してしまった。ほんの10分ほど目を離した間で、タッパがもぬけの殻だった時には頭が真っ白になった。自宅敷地内を探し回ったが見つからず、敷地から外に出たらもう発見するのは不可能に近い。販売してくれた店主さんに何て言えば・・・。それからしばらく失意の日々だった。

しかし、珍しく奇跡が起きた。失踪から9日後。仕事から帰宅した私に、母が『庭に小さいカメがいたんで、とりあえず洗面器に入れといたけど、あんたの?』と言う。ダッシュで洗面器を見に行くと、そこには失踪したあのビルマが・・・!庭のテラスの隅っこにいたそうだ。正直言って、カメの行動能力を考えると、もう自宅敷地内にはいないと思っていた。これはかなり奇跡的なケースだと思う。

  

今年は記録的な冷夏で、気温は連日かなり低目。脱走直前の時点で、基本的に元気で基礎体力があったのが幸いだった。失踪前から少し傷みかけていた甲羅は一層荒れ、皮膚の潰瘍も悪化していたものの、治療再開後は着実に回復し、皮膚はほぼ全快。こいつも食欲旺盛なので、これから取り戻せるだろう。

 

現在、強制乾燥にはこれくらい余裕のある容器を使っている。今回は堪えた。カメの行動能力を甘く見たら駄目だって解り切ってるはずなのに、未だにこんな大失態・・・。無事に戻って来てくれた幸運を大事にしたい。
遅くなったが、埼玉ブラックアウトで買ったカメを紹介。



チョビ念願のビルマヤマガメ(Melanochelys trijuga edeniana)。個人的には、サイテスに入った後では初めて見た。価格は昔よりだいぶ高いが、販売店の話では、今回は輸入価格が既に高かったとの事。『デカンなら買わなかった』という店主の話から、デカンとの違いを理解した上で仕入れた事が伺え、思い切って購入してしまった。判ってる店は、本当に有難い存在。



全体的に赤茶色。明るいキールと、側頭部にほんのり入る赤味が特徴的(というほど特徴的でもないが・・・)。あと、目が可愛い。デカンやセイロンと違って虹彩が塗り潰されたようになり、いわゆる”一般ウケの良い”顔と言える。この個体は特に、”らしい”ビルマだと思う。



実は購入当初、他個体との噛み合いであちこち傷だらけ。しかも連れ帰ってから1週間何もせずにいたら、ここまで悪化させてしまった(自然治癒に任せた私が馬鹿だった)。慌ててグリーンFゴールドで薬浴開始。薬浴と、1日1時間前後の乾燥(基本的に天日、天気の悪い日はレフ電球)を繰り返し、2週間かけてやっと見られるレベルになった。爪が何本か脱落してしまったが、食欲は旺盛なので、これから回復してくれると思う。

昨年の東レプで購入したビルマヤマガメ(仮)の近況。甲羅が苔だらけで見苦しかったので、撮影用に少し綺麗にした。



購入当初13cm、現在16cm。クロヤマガメならではの図太さはまだ隠したままだが、流石に1年以上経ってだいぶ馴れ、食欲も昨年より上がった。飼育開始当初からホオアカドロガメと同居させているが、ホオアカ冬眠中はハコヨコ達の雑居水槽に移していた為、少し伸び悩んだ。冬場もこいつメインの飼育で早く大きくしたいが、飼育部屋で使えるヒーターの本数は限られている。次の冬はどうしようか。



とりあえず夏の間は着実にサイズアップしたいのでずっと水中ヒーターを入れている(27度設定)が、それでも冷え込んだ日は皮膚にモヤがまとわり付いてしまう。皮膚の為にも少しは日光浴してくれると良いのだが、上陸しているところを見た事がない。水中ヒーターで加温しているせいでもあるか?

一応ビルマという事にしているこの個体だが、正直なところベンガルかなと思う(個人的な感想で、学術的にどうかは判らないので、鵜呑みにはしないで欲しい)。こいつを育てつつ、自分的に納得行くビルマのメスがいたら速攻で浮気する予定。
飼主は会社の夏休み。毎日ぐうたら。

ビルマ♀近況。配合飼料は大体何でも食べてくれる。咲ひかりをメインに、たまに生餌。乾燥エビには無反応。やっと成長線が見えて来た。

 

まだ本領は発揮しておらず、人影に怯えてる感じ。飼主の指を目がけて後肢で立ち上がり、ひっくり返るのが日常茶飯事のオスを思うと、落差が激しい。とはいえ、オスも飼育開始当初はかなり臆病だったので、こいつも環境に馴染み、成長と共に性格も大胆になって行くだろうとは思う。個人的にメスは初めて飼うので、今後はオスとの違いを感じる事も多々ありそう。
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プロフィール
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チョビ
性別:
男性
自己紹介:
1978(昭和53)年生まれ。1.7m級の♂。爬虫類や魚が好きです。末端の一愛好家として色々と書いて行きたいです。
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