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我が家のカメ達の話題に、チラ裏を多分に織り交ぜてお送りします
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昨秋辺りから、カメの水換えに際して、水道水の塩素を中和するようになった。それまでは、大多数のキーパーがするように水道水そのままだったが、考えを改めた。

私事だが、昨年9月頃から脱ステ(脱ステロイド)を試みている。10代半ばでアトピーを発症して以来、多かれ少なかれ、ステロイドが含まれる軟膏を使い続けて来た。ステロイド軟膏抜きで日常生活を営むのは非常に厳しく、副作用に怯えつつ、20年近くに渡ってステロイドに依存する生活を送り続けて来た。かれこれ20年、症状には波があり、殆ど薬を使わずに済んだ時期もあったが、ここ2~3年はかなり重度の痒みに悩まされている。ここ数年で食物の制限もだいぶ増えた。

そんな中、敢えて脱ステに踏み切った。きっかけは、掛かり付けの皮膚科で先生に言われた一言。年々症状が重くなり、軟膏の効果を感じにくくなって来ている不安を吐露した私に、先生は『今のところ効いてるんだから、いいんじゃないですか』と言った。今後への不安に対して、今が良ければ問題なし?そんな答えがあるか。この日以来、この皮膚科を信用出来なくなった。マニュアル通りに薬を投与する事しか出来ない医者に、自分の体を預けるのは止めた。

何とかステロイド薬に依存する生活から脱却したい。言うは容易いが、実行するのは困難極まりない。そんな折、たまたまネットで吉岡英介氏の存在を知った。氏は医師ではない為、その道ではあまり有名ではないようだが、アトピーに関する著書がある。氏のサイトでその概要を知る事が出来る。長年アトピーに苦しみ、打開策を模索して来た身として、氏の理論に非常に感銘を受けた。

氏のアトピー治療に関する理論の中で『アトピーの元凶は塩素』という部分に目が留まった。1930年代、アメリカでアトピー性皮膚炎が報告され始めたが、それはアメリカで水道水の塩素消毒が行われるようになった時期とほぼ一致しているという。考えてみると、現代日本人の体は生まれた時から塩素まみれだ。生まれて間もなく浸かる産湯に始まり、毎日のように入る風呂。日本が世界一のアトピー大国である事と、無縁ではないと思う。

私自身、アトピーを発症して以来、風呂にじっくり浸かれない事に悩まされて来た。湯が肌を刺激し、体が温まるまでなんて、とても浸かっていられない。特に冬場、ゆっくり浸かれないのは辛い。若い頃はまだ良かったが、年を追う毎に辛くなって来た。

脱ステ開始以降、当然の如く肌は荒れ、ますます敏感になって行った。これまで以上に入浴が辛くなった。そこで、吉岡氏の意見に従って塩素の中和を試みた。ネットで検索してみたところ、塩素中和にはビタミンCが良いらしい。薬局で粉末状のビタミンCを購入し、湯船に張った湯に溶かしてみた。湯船一杯の湯であっても、商品付属の小さなスプーン1杯のビタミンCで充分らしい。たったこれだけの事で、私の体が湯船に浸かれるようになった。かれこれ20年、体の芯まで温まるという感覚を忘れていた私が、心行くまで湯船に浸かれるようになった。お陰で、入浴後の就寝では慣れない寝汗に悩まされた。しっかり入浴すると、こんなにも体温が上がる。アトピー発症して以来、私はそんな事も判らないまま生きて来たのだった。

この1件以来、塩素の害について考えるようになった。真っ先に考えたのが、カメの飼育。人間でさえこれだけ辛いのに、人間より遥かに小さなカメでは・・・。健康なカメであれば、大した問題ではないのかもしれない。しかし、全てのカメがそうとは限らない。カメへの負担を少しでも軽減出来るなら、塩素の中和など容易い事だ。そして、私はカメ飼育でも塩素の中和をするようになった。具体的には、飼育水に中和剤(ハイポ)を入れる。金魚の水換えと同じ事をするだけの話だが、たったそれだけの事を、何で今までしなかったのだろう。カメだから大丈夫?その『大丈夫』の根拠は?今まで深く考えていなかった。

大多数の飼育書で『カメに塩素の中和は不要』と書かれているし、中には『そんな事でいちいち悩むな』といった論調の文章すらある。以前は私も同じように考えていたが、今の私からすると、それは健康な肌に恵まれた人間の奢りだと思う。塩素を中和しなくてもカメは大丈夫かもしれないが、大丈夫じゃないカメもいるかもしれない。ハイポを1粒溶かすだけでリスクを減らせるなら、是非やってあげて欲しいと、今の私は思う。

ちなみに脱ステの方は、特に辛いとされる最初の2ヶ月を乗り切り、だいぶ落ち着いて来た。最初の頃は肌のあちこちがひび割れ、寝付けないほどの痒みに悩まされたが、皮膚の代謝が進み、今は保湿クリームだけで何とか凌げるくらいにまで安定して来た。あまりにも痒い時は軟膏を使うが、今のところ、特に痒い首や関節部に何度か(昨年9月以降で通算10回くらい)塗るだけで済んでいる。今後、最低2年間ほどは症状に波がある事が予想されるが、何とかやって行きたい。

食事に気を付け(主にトランス脂肪酸の摂取を控える)、αリノレン酸及びサプリメント(亜鉛を中心としたミネラルやビタミン)の摂取を心掛けるようにして以来、肌の状態も安定して来たように思う。αリノレン酸は、亜麻仁油やエゴマ油から効率良く摂取出来る。スプーン小さじ1杯の亜麻仁油で、1日の必要摂取量を摂れる。現代人にはかなり不足しがちな栄養素だそうで、皮膚炎に悩む人でなくとも、積極的な摂取をお薦めしたい。

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無題
うーん… 耳の痛い話です。私も水替えの際にいちいち中和するのが面倒で、「カメは皮膚が丈夫だから塩素も問題ない」と言い聞かせてました。なんの根拠もないのに… 
昔、水棲昆虫やザリガニを飼ってた時は、必ずカルキ抜きをしてました。塩素抜きなんて、実際大した手間ではありません。今やっていることのひとつひとつに、改めて疑問を感じ、意義を考えることが大切だと、気付かされました。
宮っ子 URL 2014/02/28(Fri)21:28:25 編集
無題
私も、飼育歴が浅い頃は大抵の水生生物にカルキ抜きをしてました。どこまで平気か加減が分からないが故に、慎重だったんですよね。やがて「しなくても大丈夫」という情報に触れる内に、感覚が麻痺してしまいました。

>改めて疑問を感じ、意義を考えることが大切だと、気付かされました。

本当にこれに尽きます。他人の意見も必要ですが、時には自分で考え抜くべきですね。
チョビ 2014/03/02(Sun)02:07:14 編集
無題
突然のコメントすみません、特に長年飼育してる方の多くが「カルキ抜きなんて亀にはいらない」という言葉にずっと疑問を持っていたもので、とても興味深く納得ができました。私自身もアレルギー体質なので、湯船は常に塩素除去をしています、そんな中でどこのサイトでも、長期飼育者の方が亀にカルキ抜きなんていらない、と口を揃えていうのが疑問で仕方ありませんでした、そして、我が家にはカルキ抜きした水でないと皮膚病にかかるカメさんもいます・・・飼育者が楽をするためにではなく、動物の気持ちに立ってみるのも大事ですよね・・改めて、そう思いまいした。
ユアサ 2014/03/03(Mon)14:25:40 編集
無題
ユアサさん
初めまして。出来れば色んな人の意見を聞きたいと思ってたので、感想を頂けて嬉しいです。

この記事を書くにあたって、自分と同じ意見の人が少なからずいるだろうとは予想していました。塩素中和不要派が幅を利かせている現状だからこそ、逆にそれを疑問視する人もいるはずだと。

とはいえ、自分が身を以て実感しないと、なかなか理解し難いとは思います。やはりアレルギーをお持ちの方には納得して頂き易いかな。アレルギーのない人に理解してもらい、塩素中和を一般化させるのは難しいでしょう。少しずつでも普及させて行けたらと思うのですが。

チョビ 2014/03/06(Thu)04:31:59 編集
無題
アトピーはつらいですよね。私も高校生や大学生のとき一時期風呂に入るとしみるため苦痛だった時期がありました。

現在も治療しています。自分は、http://suzuhiro-clinic.jp/で治療をおこなっていますが、完治とはいきませんが、常に痒いという状態はなくなり、皮膚もだいぶ落ち着きました。皮膚は常に清潔な状態を保つために風呂に入ったら保湿を心がけるとかゆみが軽減されると思います。

やはりお医者さんは、アレルギー専門の医者にかかるのがいいです。

塩素は、皮膚の再生を阻害するということが報告されています。またアトピーの人は、普通の人に比べ毒素の排出機能が弱いと思います。
そのため日頃運動している方やアスリートの方などは、汗をかいて毒素を排出しているのかあまり聞きません。

食べ物や生活環境でもアトピーは関わってきます。

砂糖と油(動物と植物)を取りすぎると悪化することが多い(大学の保健室の先生談:甘いものが好きな子はアトピーが悪化している子が多い)のとアルコールと過食はやめたほうがいいです。

イリス URL 2014/03/12(Wed)15:24:57 編集
無題
>イリスさん
私が長年かけて身を以て解った事の数々を、これでもかというくらい良く理解されてますね!その知識は御利用されているクリニックで得られたものですか?だとしたら、大変良いお医者さんだと思いますよ。

私は甘いものが大好きで、10年以上に渡り、コーラをほぼ毎日飲んでました。その結果、ある時を境に体が限界を越えてしまったんだと思います。以来、糖分に過敏になってしまいました。このように、私は自分で痛い目に遭って事態をようやく飲み込むパターンを繰り返して来ました。痛い目に遭わないと行動に移せない性格なんですよね。

そんな私が言うのも何ですが、イリスさんの文章からは、アレルギーをとても良く理解されているのが伺えます。その若さでその領域まで辿り付けてるのは羨ましいですね。私が若い頃は情報も、治療手段も限られていましたし。

私も頭では解ってるのに、少し状態が良くなるとすぐに暴飲暴食しがちです。イリスさんを見習って、頑張らねばと思います・・・。
チョビ 2014/03/14(Fri)07:44:15 編集
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1978(昭和53)年生まれ。1.7m級の♂。爬虫類や魚が好きです。末端の一愛好家として色々と書いて行きたいです。
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