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我が家のカメ達の話題に、チラ裏を多分に織り交ぜてお送りします
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ベランダにトロブネを設置し、リオグランデアカミミを室内から移した。

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これまでずっと室内飼育で、この春まで冬眠も室内でさせた。そろそろ日本の四季に慣れて貰いましょう。

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ミシシッピアカミミガメを例外とすると、自分が初めて飼った外国産のカメはフロリダアカハラだった。遡って中学時代の話。部活動の関係で電車に乗って出掛けた際に、帰りの電車でボーッと外を眺めてたら、手書きで『カメ』と書かれた看板が目に飛び込んで来た。あっという間に通り過ぎたが、ペットショップに見えた。後日、確証もないのに最寄りの駅まで電車で出掛けた。店の名前も判らなければ、地図もない。線路沿いにある事しか知らないけど、とにかくカメを見たい一心で、見知らぬ土地を徘徊。数十分後、やっとあの看板を発見。そこはカメランドヒグチ、『ミドリガメの飼い方』(香柏社)の著者、樋口守氏の店だった。

店内は、生まれて初めて味わう世界。初めて実物を見る種がいっぱい(自分の地元にそういう店がなかったのが大きいけど)。暖房の効いた店内をムツアシガメが歩いてる。様々なカメがひしめく中で、店頭にいた小さなカメに衝撃を受けた。それがフロリダアカハラのベビーだった。背甲の複雑な模様と、腹甲のオレンジ色。こんなエキゾチックなカメがいるなんて全く知らなかった。確か価格は4,000円くらいだったと思うけど、財布の中身が・・・片道760円の電車代さえなければ・・・・理不尽な気がするけど、どうしようもない。

その日は諦めて帰った。しかし、帰宅後もあの小さな宝石が忘れられない。でも先立つものがない・・・。ネットのない時代、電車代まで考慮しなければならないのが辛かった。散々悩んだ挙句、同級生から金を借りて、再びお店へ。予算ギリギリで遂にベビーを購入した。子供だからと馬鹿にする事なく、樋口さんが真摯に相談に乗ってくれたのを覚えてる。それにしても、
他に選択肢がなかったとはいえ、4,000円のカメを買うのに、2往復分の電車代3,000円以上。今なら通販で1発だな・・・。

流石に丈夫な種で、すくすくと成長し、見ていて楽しかった。甲羅の模様が消えて黒くなっちゃったのはガッカリしたけど。最初の冬は加温飼育し、その後はベランダで通年無加温飼育。ずっと元気にしてたけど、8年後の春、冬眠明けに体調を崩して死んでしまった。8年に渡って餌は配合飼料と乾燥エビが主体で、植物質の餌は全くと言っていいほど与えてなかった。今思うと、そんな食生活が長年続いて、個体の健康を阻害してたのかもしれない(死亡との直接の因果関係は不明だけど)。サイズが約13cmから伸び悩んでたのも、その辺りに一因があった?

野生下で植物質を多く採るという事は知ってたものの、飼育下で具体的にどうすればいいか、そこまで考えが及ばなかった。カメの飼育に多少慣れて、配合飼料だけで大丈夫だろうという(根拠のない)慢心が、正直あった。また、この趣味をある程度知って来ると、色々な種類に目移りしたり、希少価値に揺れ動きがち。正直、フロリダアカハラの存在が自分の中で薄れてた。

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これは昨年末に買った個体。小松菜やチンゲンサイをあげると、良く食べる。死んだ個体にもこうしてやるべきだった。配合飼料を食べてくれる個体にはやはりそれが多くなるけど、ふと気が付いた時には、ちょっと違う餌を試す事を心掛けてる。


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屋外越冬組も陽気に誘われて、ちらほらと。

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それにしても、2010年ももう2ヶ月経っちゃうのか・・・。早いなぁ。1日1日は何時も長く感じてるのに、何でトータルでは短く感じちゃうんだろう。
ここ最近、事ある毎に物悲しくてしようがない。
パステルアカミミの事を書いてたら、ふと思い出し、本棚から引っ張り出して来た。

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↑フィッシュマガジン1990年8月号。今の高校生はまだ生まれてもいない。←自分で書いて傷付いた

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↑カラー写真で色変ミドリガメの特集。たった2ページだけど、爬虫類専門誌もネットもなかった当時ではとても珍しい特集。たったこれだけでも心をときめかせていた。発刊から数年後、中学時代に古本屋で買ったんだけど、立ち読み中にこのページを見つけた時は小躍りしたよ。

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当時はまだ、今では考えられないくらい高値で、ごく一部のマニア向けという印象だった。グレード的には現在と比べてもさほど見劣りはしない感じ。改めてこの2ページだけを見ると、20年も前とは思えない。現在でも決してポピュラーとは言えない現状を考えると、やっぱりカメの品種固定化は大変なんだろうと思う。ヘビやヤモリを取り巻くこの20年間を考えると、カメのライフサイクルの長さを感じずにはいられない。カメの飼育は本当に気長に考えないと、簡単に行き詰ま
りそうだ。

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↑おまけ。この号に掲載されている、当時静岡にあった有名店KINGの広告。加藤氏、今も昔も変わらないなぁw でも、日本中が浮かれてて、動物愛護の精神も未熟だった当時、既にこういう事を言ってたのは凄いと思う。

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06年秋にオークションで落札したパステルアカミミ。凄く綺麗な上に、破格値だった。最後は結構な値段になるだろうと思いきや、自分以外に全く入札はなく、あっさり落札。後日、店舗に直接引き取りに行った。そこで初めて気付いたんだけど、上から見て左の目が凹んでて、薄く膜を張ったような感じ。出品画像は多数掲
載されていたものの、改めて見返すと、左目が確認出来る画像は1枚もなかった(画像からそれが判ったとは思えないんだけど、全く入札されなかったのは未だに謎)。ネットは便利だけど、こういう事もある。通販全盛の時代だけど、なるべくなら自分の目で確かめて買うべき。

初めて飼うパステルアカミミは、やはり噂通り一癖あった。基本的には丈夫なものの、食欲にムラがあり、成長は遅い。こいつはすぐ配合飼料を食べたけど、基本的に最初は生餌を使うつもりでいた方がいい。あと、頸の持ち上げ方が真っすぐではなく、少し傾きがち。パステルのスライダーには少なからず見られる傾向のようだ。

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↑08年10月。成長はかなり遅い。冬もずっと加温飼育し続けたけど、食欲にムラがあるのは相変わらず。性別はメス確定。

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↑09年10月。ふと気付いた。これまで1回も脱皮させてないじゃん!大きくなる訳がない。何となく飼い続ける日々の中で、客観性をすっかり失っていた。太陽光に当てれば多少解消されるかと思い、09年夏から初めてベランダに出した。室内飼育に慣れ過ぎた為か、餌を殆ど食べない。それでも太陽光の影響は絶大で、10月に初めて甲板が剥けた(剥いた)。しかし、剥いたその下の甲板も古そうに見える。数年分の古い甲板が蓄積されてるんだと思う。無理に剥がす訳にも行かないので、時間をかけて直して行きたい。

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↑近影。しばらくベランダに出しっ放しだったけど、ベランダ移転以降あまり食べておらず、冬を乗り切れないと思い加温飼育に切り替えた。温度を上げたところ食欲旺盛で、上手く行けばここからまた成長するかも。改めてサイズ測ったら11.5cmしかなかった。しっかり脱皮させないと、この辺りが成長の限界みたいだ。隣は年末に観賞魚店で掘り出し、衝動買いしたフロリダアカハラ。立派なオスだったもんで、つい・・・。なお、衣装ケースがピカピカに綺麗なのは、先日新調したから。日頃の管理の賜物ではない(自爆)。

最近はパステルもどんどんグレードが上がってる。特に『プライム』と冠されるタイプは凄く綺麗。こいつもペットとしては特に問題はないんだけど、出来れば特に綺麗な個体で、完品が1匹欲しい・・・。

1980年代後半のバブル絶頂期、一部で爬虫類ブームなるものが起こっていたらしい。当時小学生の自分にはあまり実感が沸かなかったが、たまにテレビでも取り上げられていた。静かで場所を取らないヘビは新世代のペットだとか、野菜で飼えるといってグリーンイグアナがレタスを食べる姿が紹介されていた。イグアナの潜在的な危険性は無視されるなど問題は多々あったけど、それ以前に比べて爬虫類がより身近な存在になったのは間違いないと思う。

その頃、フジテレビ系列で『なるほど!ザ・ワールド』というクイズ番組をやっていた。リポーターが体当たりで国内外の様々な場所に取材し、そこからクイズを出題するんだけど、ある日の放送で爬虫類専門店が登場した。アガタ・モレシャンという人(最近テレビでは見かけないようだが、日本語の堪能な外国人タレント)が、東中野にあった超有名店のアクアポイントを取材。店長が売れ筋のサバンナモニターやコーンスネークを紹介した後、手の平に普通のミドリガメとアルビノミドリガメを乗せて紹介。確か価格は8万円と紹介された。この瞬間、スタジオからどよめきが起こったのが忘れられない。真っ黄色のミドリガメに驚いたのか、価格に驚いたのかは判らないけど。この時の放送はビデオに録画して、何回見返したか分からない。アルビノが写った瞬間、画面を一時停止とかしてた(何て嫌な小学生だ)。いつか飼いたい憧れのカメとして、鮮烈に印象に残った。

それからおよそ20年。当時純粋だった小学生もすっかり世間に汚され、金で物事を解決する術を覚えてしまった。歳月は残酷也。

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07年9月に購入。・・・改めてデジカメを調べたら、こんな画像しか残してなかった(汗)。TDSメスという事で価格はやや高かったけど、どうせ育てるならメスがいいやと思った。店ではディスカスハンバーグや冷凍赤虫しか食べていなかったらしいけど、家に来てからすぐ配合飼料を食べ始めた。視力はやはり悪く、配合飼料をばら撒くと手当たり次第にアタックするけど、かなりの割合で外す。餌は食べ残すくらい大量に与え、まめに水換えするのが基本かと思う。照明については、当時レプティサン10.0を使用していたけど、全く問題なさそうに見えた。かなり近距離で照射してたけど、普通に上陸してた。今のアルビノは紫外線を気にする必要は殆どなさそうだ。

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↑09年10月。飼主の性格が甲羅に現れてるなぁ・・・。最初の冬は加温飼育し、08~09年の冬はベランダで屋外越冬させた。この冬も同じように越冬中。もう1年中ベランダに出しっ放しで、ノーマル個体を飼うのと何ら変わらない。加温飼育すればもっと早く、大きく、綺麗に育てられそうだけど、なるべく丈夫に育てるつもりでいる。すいません、本当は飼い主が楽したいだけです。

今は当たり前のようにメスが流通してるけど、割と最近まで、アルビノアカミミといえばオスしかいなかった。大袈裟じゃなくて、本当に99.999....%オスだったと思う。TDSで完全制御され、輸入されたベビーを幾ら育てても、結果はほぼ例外なくオス。1980年代に登場してから2000年頃まで、メスの国内での流通は皆無だったのでは。個人的には、確か2000年頃、ネット上で初めてメスの画像を見た。オスとはまるで違う、大きな頭、ぶ厚い甲羅に感動した。価格は何と100万!妥当かどうかは分からないけど、価格を付けた人の心情は理解出来た。今の若い人には想像しにくいと思う。ネットオークションでメスが売れ残る時代だもんな・・・。


最近はカラメルピンクやらアルビノルーシやら登場して、普通のアルビノは影が薄くなっちゃった。個人的にはこういう時こそ狙い目だと思ってしまうんだけど。もっとも、今一番欲しいのはカラメルアルビノ。虎柄が魅力的。カラメルピンクもだいぶ価格がこなれて来たし・・・悩むなぁ。

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チョビ
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男性
自己紹介:
1978(昭和53)年生まれ。1.7m級の♂。爬虫類や魚が好きです。末端の一愛好家として色々と書いて行きたいです。
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